エアーズロック!個人手配での行き方と登山の感想!

こんにちは!世界を食べ歩くフードブロガーよこたんです。

「来年でエアーズロックに登れなくなる」
去年そう聞いて、いつか行きたい!と思っていたエアーズロックへの旅を急遽決めたのが今年の6月ごろ。

どうせオーストラリアまで行くならエアーズロックだけじゃなくて、美食の街と言われるメルボルン、それにシドニーも行くことにしました。
ちなみにシドニーは行った人みんながあまりおすすめしないと言ってた…でもなんとなく首都は行っておきたかったんだよなぁ。

8泊10日のスケジュールで、全部個人手配!
エアーズロックには3泊してきたのですが、滞在した3都市の中でもエアーズロックが特に情報がなく、下調べにかなりの時間を費やしちゃいました…。

そこで私と同じようにエアーズロックに個人手配で行こうとしているあなたのために、エアーズロックへの行き方をまとめてみましたー!




エアーズロックへの行き方

エアーズロックへの行き方ですが、まずはエアーズロックへ一番近い空港、エアーズロック・コネラン空港まで向かいます。

残念ながら日本からエアーズロック空港への直行便はないので、シドニー、ブリスベン、メルボルン、ケアンズなどで乗り継ぎが必要。
カンタス航空やLCCのジェットスター(カンタス航空グループ)が運航してます。

スカイスキャナーというアプリでフライト検索ができるので、希望に合うフライトを見つけたら予約しましょう。
ちなみにエアーズロック観光におすすめな時期はハエの少ない秋(4・5月)と春(9・10月)です。

今回は9月末ごろに旅をスタート。
成田空港からカンタス航空でメルボルンで乗り継ぐことにしました。

TATSU SUSHIで軽く腹ごなしして、まずは10時間半のフライトです!

カンタス航空は初めてでした。

映画を見ようとヘッドフォンを手に取ると、何やら紙で包まれていてケーブルが引き出せない。

紙には「please don’t tear」(破らないで)の文字。

そ〜っと紙を止めているシールを剥がすと、なんとただの紙ではなく封筒だったことが判明。

このままここにお金を入れてCAさんに渡せばユニセフに募金ができる仕掛けらしい。

目の前に封筒があると募金するイメージも湧きやすいし、面白いアプローチだなぁ。

ご飯はお寿司・チキン・パスタの三択からチキンとパスタをチョイス。
デザートはカラメルと洋梨のムースでした。

鶏肉のマスタードクリームソースかけ
ブロッコリー、マッシュルーム、ポテトを添えて

グリル野菜入りカサレッチェパスタのトマトガーリックソースあえ パルメザンチーズ添え

どちらも美味しい!
やっぱり東京発の機内食は美味しい、気がする。

びっくりしたのが温かいロールパン。

なんか良い匂いかするな〜と思っていたら、パンの中に溶けたバターが入っているじゃないか〜!

しかもかなりたっぷり目、真ん中あたりはバターがしゅみしゅみです。

全部食べたらおなかがいっぱいに。

現地着は朝なので、ほどなくして寝ました。

ZZZ…

さて翌朝!

朝食はオレンジジュースにたっぷりのフルーツとクリームパン♡

フルーツが甘くてジューシー!夕飯に続き流石の日本クオリティでした。

メルボルンでジェットスターに乗り継ぎ、エアーズロックまでは3時間のフライト。

地表が近づきエアーズロックが見えてきた。

どこまでも続く赤みがかった砂漠。
建物がまったくない!!

あっという間にエアーズロック・コネラン空港に無事到着。

タラップを降りて空港の中へ。

エアーズロック・コネラン空港はめちゃくちゃ小さいです。都内の幼稚園くらいのサイズ。

ワンフロアにbaggage claim(手荷物受取所)、チェックインカウンター、出発ロビー、レンタカーとツアーの受付カウンターが全部あって便利笑

個人手配ならレンタカーがおすすめ

エアーズロックのツアーに申しこまないならレンタカーが足として必要です。

私はネットで予約してあったのでさっそく受付へ。

名前とパスポート、国際免許証、免許証を見せたら、鍵と車のスペックや傷などが記載されたドキュメントを渡されました。

保険はつけずに予約していったのだけど一応確認。

お姉さん「保険つけずにもし事故ったら$4,000かかります。でもup to you(あなた次第よ)」

お姉さん全然営業する気ない笑 結局保険はつけませんでした。

レンタカーは空港正面の駐車場にずらっと並べてあります。

お姉さんからもらった地図と、「二列目の青いトヨタRUV4」をキーワードに自分達で探し出すシステムです。

こちらが今回の相棒。

エアーズロック・コネラン空港到着からレンタカー乗るまで約30分とスムーズでした。

エアーズロックでのレンタカーの借り方!

2019-10-12

エアーズロック(ウルル)登山の感想

レンタカーを手に入れたあとはとりあえずチェックインする予定だったものの、
天気がめちゃくちゃ良い!
こ、これは登れるかも…?と、一か八かエアーズロック(ウルル)へ直行することに!

エアーズロック登山は難易度高め!

ちなみにエアーズロックの登山条件はめちゃくちゃ厳しくて、ちょっとでも風が強いと登山禁止。
約30%くらいの確率でしか登れません。

エアーズロック登山が禁止になる条件
The climb is closed:
エアーズロック登山は以下の時禁止:
when the temperature reaches 36 degrees Celcius or above
気温が36度以上のとき
during the hot summer months December, January and February after 8am
12月、1-2月の朝8:00以降
※オーストラリアは南半球なのでこの時期は真夏。早朝登らないと暑すぎる為。
when there is a greater than 20% chance of rain within three hours
3時間以内の降水確率が20%以上
when there is a greater than 5% chance of thunderstorms within three hours
3時間以内の雷雨の確率が5%以上
if the estimated wind speed at the summit reaches 25 knots or above
エアーズロック頂上の風速が25knot(13m/s)以上
※ 大枝が動く。電線が鳴る。傘はさしにくい。
if more than 20 per cent of the rock’s surface is wet after rain
雨の後で、エアーズロック頂上の地面が20%以上濡れているとき
if cloud descends below the summit
雲がエアーズロック頂上より下にあるとき
the climb may also be closed for cultural reasons
文化的な理由

To find out if the climb is open enquire at your hotel reception or at the National Park entry station.
エアーズロック登山ゲートが開いてるかどうかはホテルレセプションか国立公園の入口でわかる

うん、「文化的な理由」以外のエアーズロックの登山禁止条件は全てクリアされてるはず。

どきどきしながらエアーズロックへ車を走らせます。

エアーズロックは先住民族であるアボリジニの言葉で「ウルル」と呼ばれてます。

「ウルル」はウルル=カタジュタ国立公園内にあり、入るには1人$25が必要。

高速道路の料金所みたいなゲートで、ウルル=カタジュタ国立公園公式サイトで買ったチケットのQRコードをピッと読み込んで入園。

30分ほど車を走らせると、エアーズロックが見えてきた!人が登ってるのが見える〜!

エアーズロックの登山確率を少しでも上げるため、ツアーではなく自由のきくレンタカーにしてほんとに良かった!

これで天候が変わってゲートがクローズされたら嫌すぎる。

急いで車を止めて、慌てて登山ウエアに着替え。

サングラスよーし!登山靴よーし!
お昼ご飯食べてないけどジャガビーがあるし水もある!(日本から炭酸水6L持ってきた)

ゲート横の看板には所要時間2-3時間と書いてある。

気合いを入れて登山スタート!

エアーズロック1合目:岩場の洗礼

さて、エアーズロックに登山してみた感想を1〜10合目(頂上)まで勝手に割り振って解説してみます。

最初の15分ほどは、「ここでキツかったら登頂は諦めた方が良い」と言われている岩場。

これはもはやエアーズロック登山というより、エアーズロック登岩では…。

ふだん運動していない70代以降のお年寄りはまずここでふるいにかけられるでしょう。

途中、泣きながら登ってる子供に何度も遭遇。

小学校高学年以上じゃないときつそうだな…とか思いながらなんとか第一関門突破!

エアーズロック2合目〜6合目:鎖場(くさりば)地獄

2合目からは、長々と鎖場が続きます。

前半はまだヘンテコなポーズで写真撮る余裕なんかもあったりして…。
(風で飛びそうな帽子おさえてる)

後半からは斜度がエグくなってきます。

これ別に下からあおって撮ってる写真じゃないからね…。

時々風が吹いてきますが、そのたびに体が持ってかれるー!
登山禁止条件に、「風が強い時」とありますが納得です。

エアーズロック7合目〜9合目:白線アップダウン地獄

登山客同士、すれ違うたびに「あとどれくらい?」「あと数十分かな!頑張って!」などと時々会話を交わしながら進んでました。

鎖場の終わりが見えてきたあたりで、前の方から下山してきた人が「あともう少しだよ!点線にそって、ゆるいアップダウンを乗り越えたら頂上さ!」と教えてくれました。

鎖場が終わったら頂上かな?と思ってたけどそうじゃなかったのね…。

こんどは地面に引かれた白い点線を目印に登ります。

白線は大体峰(高い部分)に沿ってひかれてるんですが、鎖がないので、足を踏み外したら転げ落ちそう!

これは下手したら死ぬわ。
登山禁止条件の、「雨で頂上付近の地面が濡れてる時」というのも納得。

エアーズロック9合目〜頂上10合目:絶景かな絶景かな〜!

頂上に近づくにつれだんだんアップダウンが激しくなってきます。

ん?これは壁かな?というくらいの斜度も登場。

手を使わないといけない感じなので、ネイルしてたりする人は軍手あったほうが良いかも。

そんな感じで登り…



くだり…



またのぼり…



そんなアップダウンを何度も繰り返して…



ついに!!

念願のエアーズロック頂上へ到着!!

頂上にあったドラム缶のような円筒状のモニュメント。
「I made it〜!」って言いながら子どもたちがタッチしてた。

ここまで1時間半長かったー!

まわりはただただ地表、山、背の低い樹が広がっています。

ひとしきり満喫後、下山開始。
この後はサザンスカイBBQディナーツアー!集合時間までにホテルに行かなきゃです。

ときどき広がる大地を見つめて休憩。

帰り道も相変わらず危険な斜度だったけど達成感いっぱいで降りました笑

サザンスカイBBQディナーツアー編に続きます。