Salut!グルメブロガーでフードコーディネーターのよこたんです。
実山椒の下ごしらえがよくわからない方のために、下処理の方法と長期保存の方法についてまとめてみました。
朝倉山椒の下ごしらえ
先日ひょんなことから実山椒(朝倉山椒)をどっさりいただきました!
こちらが家に届いた朝倉山椒。
まさかまさかの約1.3kg!!
おそらくこんなに大量の朝倉山椒を目にすることは最初で最後だと思う笑
ということでさっそく下ごしらえはじめます。
下ごしらえ1:水で洗う
実山椒に泥やゴミなどがついているといけないので、何回か水をかえてよく洗います。
ちなみにひと粒食べてみると、まだこの段階ではかなりアクがあって、辛みもしっかりあります。
手元に大量に実山椒がある人は、この段階で軽量しておくと作業時間が見積もれます。
(実山椒による作業時間の目安は下ごしらえ3を参照)
下ごしらえ2:煮る
次に実山椒を煮ます…と言いたいところですが、丁寧に仕上げたい派の人は、煮る前に枝を取る工程をおすすめします!
鍋に湯を沸かし、塩を入れて茹でます。(なくてもOK)
塩入れる人は1.5Lくらいの水に大さじ1くらいで十分だと思います。実山椒が泳ぐくらいのたっぷりの湯量だと早く火が入ると思います。
量がかなりあったので3口コンロをフル稼働で茹でるの図。
茹で時間は3〜12分ほど。実山椒の収穫時期によって硬いものもあるので、結構幅があります。
なので時間は気にせずこまめに実山椒の柔らかさをチェックするのがおすすめ。
親指と人差し指を挟んでつぶれるくらいが茹であがり目安です。
ちなみに茹でても硬いまんまの屈強な実山椒もあるみたいです笑 よく行く居酒屋の店長さんはそれで山椒オイルを作ってました!
もし実山椒が硬すぎて、どうにもならない〜!という方は実山椒オイルにしちゃいましょう!
↓実山椒オイルの作り方はこちら。
下ごしらえ3:枝と軸を取る
茹で上がった実山椒の実の部分とそれ以外に分けます!
枝は完全に不要です。
葉はいわゆる木の芽にあたります。木の芽も爽やかな香りがするし、可愛いくて風流なので私は少しだけ取っておきました。
軸は柔らかく、食べても問題ないのでお好みなんですが、私は丁寧に仕事したかったので軸は全て取ることに。
この軸を取る作業が、なかなかのハードワーク!!
先日いただいた山椒がまさかの1kg!!
軸取り→10分塩茹で→半日水に浸ける
→アク抜き→冷凍軸取りだけで15時間かかった…
効率良い軸取りのコツ↓
・作業者を数人アサインする(1人無理)
・軸は茹でる前に取る
・実は数個まとめて根本からブチッと#おうちごはん #poivrejaponais #実山椒 pic.twitter.com/htVDcO7L2N— よこたん😋美食ハンター🐿 (@foodie_yoko) June 12, 2020
約1.3kgの実山椒の軸取りで、2人で10時間以上かかりました笑
まあ、木の枝を取るだけならこんなにかからないと思うんですけど、軸まできっちり取ろうと思うとこれぐらいかかりますね。。。
こんだけ細かいので、、、。
約3日に分けて行ったので、実山椒を減らすか、人を増やすか、軸を取ることを諦めるか…好みで調整してください笑
ただ、軸をとりおわったときの達成感はすごいです笑
軸を取りたい人は、煮る前に取ったほうが取りやすいので先にとりましょう〜。
先に軸をとると、煮るときもなんだか実山椒がきれいに見えてきます。
下ごしらえ4:アク抜き&辛み調整をする
煮た時点でアクは結構抜けますが、辛さのほうはなかなか抜けません。
そこで実山椒を水に浸けます。この水に浸ける時間は本当にお好みで、10分という人もいれば一昼夜という人も。
私はあまり辛いのが得意じゃないのと、一度にたくさん使えるようにしっかり辛みを抜こうと8時間くらい浸けました。
はじめて実山椒の下ごしらえをする人は、時々味見しながら時間を調整してみるべし!
下ごしらえ5:冷凍するor塩水に漬ける
実山椒がちょうど良い辛さになったら、水気をよく切って保存用バッグにいれて冷凍します!
冷凍すると保存がきくので、1年は実山椒を楽しむことができます!
すぐ使えそうな量しかない人は、塩水を入れた瓶に入れておくのもあり。
実山椒のレシピは別記事で紹介してます。
ということで、今が旬の朝倉山椒、めいいっぱい楽しんでみてね〜!