Salut!よこたんです。
現在肺がんの疑いがあり、明日の手術のため昨日から入院しています。
いま似たような境遇にある方や、健康が気になる方向けにこれまでの経緯などをまとめてみました。
肺CTで影が見つかる
3月のはじめごろ、友達と3人で銀座のメディカルチェックスタジオというクリニックに脳のMRIを撮りに行きました。
フリーランスになって毎年の健康診断が無くなったので、毎年一回は身体を検査しておきたいな〜という気持ちがあったのと、
脳のMRIは画像データを全て渡してくれて見ることができるというのが面白そうで、興味本位で受けました。
友達の1人が、オプションで選べるようになっていた肺のCTもやろうかな〜と言うので、
じゃあ私もつけておこっかな?と思い、肺CTもやることに。
検査はものの15分ほどで、あっという間に終了。
撮った画像がすぐ見られるということで、お茶しながらみんなの画像を見せ合いっこすることに。
頭の形歪んでない?笑とかなんとか言いながらその日は解散。
5日後、検査結果がでたとメールで連絡が。
メディカルチェックスタジオのページにログインして見てみると…そこには肺がんの三文字が。
え??嘘でしょ。てかPart-solidGGOって何?
と即ググりました。
これは俗に言う「肺の影」のことで、「すりガラス状結節」とも言うのだとわかりました。
検査を受けたメディカルチェックスタジオではPart-solidGGOがある場合、「肺がん(否定できない)」「肺がん(強く疑う)」に分類されてるし、
国立がん研究センターの記事でもすりガラス状結節が進行していくとがん化していくと書いてある。。。
この時はまだ肺炎の名残りか何かだと思っていたけど、念のためメディカルチェックスタジオを再診することに。
メディカルチェックスタジオの先生は、
う〜ん、確かに左の肺に8mmから9mmくらいの大きさの影があるけど、経過観察でもいいかもしれないですね。紹介状書きますか?
と言うので、どうせなら専門病院のほうが良いと思い、早速紹介状を手にその足でがん研有明病院に行きました。
がん研有明病院はとても混んでいて、小1時間待ちましたが内科で診察を受けることができました。
そしてがん研の先生にも経過観察をすすめられました。
今回初めて撮った肺CTだし過去の肺のレントゲンで指摘されたこともないから、いつできたのかわからないですね、とのこと。
6月の末に肺CTの予約を再度入れてCTを撮ったのでした。
消えない肺の影…
7月、CTの結果を聞きに行くと先生が浮かない表情。
影が残ってますね〜。炎症だったら1ヶ月もあれば消えるんだけど。外科に行ってください。
(え、外科?外科ってことは切るってこと?)
針とか刺して検査できないんですか?
小さくて刺さらないし、気胸の危険もあるから検査はできないね。。。
まだ信じられない、不安が膨らんでいきました。。。
確定診断ができない
さっそく予約を入れて、3日後に外科の先生と面談。
挨拶もそこそこに、CTをみながら先生が一言。
肺がんの可能性が高いです。
思わず、マジですか…と言ってしまいました。
先生、マジです、と返してきました笑
ドラマとかだとがんの告知ってお医者さんからは真剣な面持ちで伝えられてますよね?
現実はこんなもんです苦笑
先生は肺の絵を描きながらいま私の肺がどういう状態なのか説明してくれました。
おそらく肺腺がんであろうこと。
浸潤部といってすりがらす状結節の真ん中に濃い部分があるのが良くないこと。
結節が肺の真ん中にあって、胸腔鏡診断や針を刺しての生検ができず、小さいので血液検査もできない。
そのため、がんかどうかは確認できない。
手術は部分切除か肺葉(左肺の上葉、肺の上の部分)切除になること。
肺葉切除の場合、肺活量が20%減ってしまうこと。。。
(ちなみに肺活量は50%を切ると寝たきりレベル。リハビリすると5-10%回復するらしい。)
この時点でも私はまだほんとに?という気持ちでいっぱいで、
がんについての知識もなく、手術を即決断することができませんでした。
その後、なんとかがんかどうかを調べるためにPET-CT(がんがある部分が光って写るCT)を撮ったのですが、、、光らず、、、
再度先生との面談でがんの確率は何%なんですか?と聞くと、
99%です!との回答。。。
あ、そんな高いならもう手術しかないじゃんと観念し、手術の予約を入れました。
そして今日にいたります。
誰も教えてくれないがん治療の全体像
結局、手術日が決まるまでは3-4回面談をしましたが、
外科の先生はお忙しいらしく面談はだいたい1回15分ほど。切るか切らないかの話しかされません。
こちらから質問しないと答えてくれないのと、専門外の治療については触れられないので、
放射線治療やレーザー治療、抗がん剤、分子標的薬などなど、
自分なりに色々調べたつたない知識で質問しながら「切る」以外の選択肢を模索しました。
しかし早期がんの標準治療はやはり手術とのこと。
私が提案したものにはまだ臨床試験段階のものも多く、結節の場所や進行度的にも適応できる代替治療はないとの回答でした。
私はオタク気質で何かを調べたりするのが好きなのですが、全幅の信頼を寄せて先生にお任せする人もいるかもしれません。
でも、がん治療の知識もない・自覚症状もないまま、いきなり肺の機能を20%失うかもしれない手術をすぐ決断できるでしょうか?
かなり難しいことだと思います。
日々負担の少ない治療や検査方法が生み出されてますし、2人に1人はがんになる時代、進行度の早い人は悩んでる時間も惜しいくらいかもしれないので、日頃から最新の知識をつけておかねば、、、と思います。。。
入院編に続きます。
(入院編書く頃には手術終わってるかな。。)