こんにちは、よこたんです。
この間おうちでヨガのポーズをとっていたら、ひらめいたんですが、
きちんとアーサナ(ヨガのポーズ)を覚えて、スキルとして身につけてしまえば家で好きなときにヨガができるし、なんならゆくゆくはおうちでヨガスタジオが開講できちゃうのでは……?!と。
思い立ったが吉日、学芸大学にあるヨガスタジオ「リラヨガ」のインストラクター養成講座体験会に行ってきました!
学芸大学は東急東横線で渋谷から4つ目の駅で、個人経営の居酒屋さんが多くて個人的に好きな街です。
リラヨガ代表の乳井さんの説明がわかりやすくてとてもよかったので、学芸大学の近くにお住まいの方で、ヨガインストラクターの資格が取得できるスタジオを探している方向けに記事を書いてみました。
ヨガインストラクター養成講座とはどんなものなのか、資格の種類などもまとめてみたので、
「ヨガインストラクターになるにはどうしたら良いんだろう?」
「都内のヨガスタジオでRYT200を取得できるところを探してる!」
という方は読んでみてください〜。
RYT…全米ヨガアライアンス認定指導者
ヨガスタジオ&スクール リラヨガ(LiLA Yoga)
こちらが今回参加したリラヨガ。
RYS(全米ヨガアライアンス認定スタジオ)です。
東京都目黒区鷹番2-20-18 久留美ビル3F
東急東横線、副都心線「学芸大学」駅下車、徒歩1分 03-6303-3578
学芸大学の駅からめちゃ近くて、駅から歩いて3分後にはもうリラヨガのスタジオ入り口についちゃいました。
ヨガウエアに着替えてスタジオに入るとすでにヨガマットが並べてあり、「メディカルヨガインストラクター」と「ヨガエバンジェリストコース」という2つのパンフレットがおいてありました。
しばらくしてリラヨガ代表である乳井(にゅうい)先生 がスタジオに入ってきて体験会がスタート。
リラヨガ代表 乳井 真介先生
とっても柔らかい話し方をされる方です。なんか神々しい・・・
リラヨガができるまで
まず乳井先生の自己紹介からはじまりました。
乳井先生は早稲田大学で哲学を専攻。
当時は「なぜ人は嫌なことをして生きていかなければならないんだ?」
と悩んでいたそうです。
はいめっちゃわかる。私も楽しいことだけしてたい。
卒業後は中小出版社に勤めるもやりがいが見出せず一年で退社。
世界観を変えたいと思いインドへ向かうことにした乳井先生は
エアインディア機内で隣のインド人に話しかけられたのでした。
インド人「インドのどこに行くんですか?」
乳井先生「とりあえずガンジス川にいこうかと」
インド人「ガンジス川よりもお勧めの場所がありますよ」
調べてみるとそれはヨガの聖地で、ヨガ道場(アシュラム)がたくさんある場所だったのです。
気になった乳井先生は、急遽予定を変更してヨガ道場に滞在してみることに。
ヨガ道場では、ヨガのポーズだけでなくヨガ哲学の時間もあり、学生時代からの疑問である人はなぜ生きるのか?などの答えも散りばめられていました。
これを学べばこれから生きていけるのではないかと思った乳井先生は、バイトをしながら度々インドへ渡航。
インドのヨガ大学でさらに知識を深めていったそうです。
完全帰国後は、副業でヨガを教えていたそうですが、20代後半に某ヨガスタジオの立ち上げに参加。店舗の急拡大に伴い、乳井先生もインストラクターとして日本全国の生徒にヨガを教えることになりました。
その後共同経営で代々木にヨガスタジオをだすものの、自分のヨガスタジオを持ちたいという思いが強まり、2008年学芸大学にヨガスタジオ&スクール リラヨガ・インスティテュートをオープンすることになったそうです。
ちなみにリラヨガの「リラ」とはサンスクリット語で「神様のダンス」という意味だそうです。
神様とダンスを踊るように人生を楽しもうぜ!という思いがこめられているとか。
ヨガインストラクター養成コース
リラヨガのヨガインストラクター養成コースは2種類ありました。
メディカルヨガインストラクター
こちらはヨガ実技と統合医療の知識を学んで、疾病予防などにつながるヨガのインストラクターを養成するコースです。私ははじめて知りました。
修了者は日本統合医学協会が認定メディカルヨガインストラクター資格が取得できます。
ヨガ実技36時間、オンライン講義24時間のトータル60時間で233,000円(時間単価:3,883円)
時間単価的にちょっと割高?でもオンライン講義っていう利便性もあるから、忙しい人に良いかも。
ヨガ エバンジェリストコース
こっちがメインのコースで、乳井先生がインドで学んだことやこれまでの経験を生かして作られていて、3段階にわかれています。
全3コース修了者はRYT200(全米ヨガアライアンス認定指導者)を取得できます。
- ヨガファウンデーション・コース(50時間・2ヶ月)ヨガの基本
- ヨガアドバンス・コース(58時間・2ヶ月)ヨガの応用原理
- ティーチャー・インテンシブ・コース(115時間・約3ヶ月)ヨガの指導技術
トータル223時間で448,000円。(時間単価:2,008円)
個別に申し込むこともできるらしく、ヨガファウンデーションコースもしくはヨガアドバンス単体だと148,000円、ティーチャー・インテンシブだけだと208,000円でした。
ただ、RYT200認定ヨガインストラクターになるには複数の学校でのトレーニング時間を合算することは認められていないそうなので、RYT200取得を考えている人は注意が必要ぽい。
ヨガ エバンジェリストのカリキュラム
その後ヨガ エバンジェリストコースの具体的な講義内容の説明がありました。
カリキュラムはざっくり以下のとおり。
アーサナ:70種類近くのアーサナを習得
ヨガ哲学:ポジティブに生きられるようになるヨガの教え
解剖生理学:理学療法的なアプローチを取り入れた身体の仕組みの理解
呼吸法と瞑想法:「集中状態は目に現れる」など生理学の観点から原理を理解
ヨガ式食事法:エネルギッシュになるアーユルヴェーダに基づいた体質にあう食べ物
ティーチングスキル:ポーズの指導方法などヨガの指導に必要な知識と技術
ヨガインストラクターになれば腰痛がなおる!?
解剖生理学の講義でどんなことが学べるか、実技の体験もありました!
おもむろに参加者に話しかける乳井先生。
何人かと話したあと、身体がかたい人が選ばれてスタジオの前の方へ…
乳井先生「前屈してみてください」
参加者の男性(えいっ…)
乳井先生「なるほど。床からだいぶ離れてますね。それじゃちょっと仰向けになってください」
ヨガマットの上に仰向けになった参加者の男性の足をおもむろにひっぱる先生。
こんな感じで両足をひっぱったあともう一度前屈。
会場 (ざわ……!!!)
明らかに身体が柔らかくなっててざわつく参加者たち(笑)
乳井先生「おっちょっと柔らかくなりましたね〜!床上3cmくらいかな?
これはね、相反性神経支配という原理を利用したんですよ。筋肉は対になって働くんです。前屈はおしりの筋肉が柔らかくないと難しいんですが、向かいにある腸腰筋を使ってあげると、反対側にあるお尻の筋肉が緩むんです。」
会場 (へぇ〜…!すごい!)
乳井先生「じゃあつぎ、腰痛の人いますか?」
再度参加者の中から女性が選ばれ、ヨガマットに横たわりました。
乳井先生「腰痛は結構ひどいんですか?整体とかいってます?」
参加者の女性「週1くらいは行ってますね。」
乳井先生「あらら。腰痛の場合も同じで、足の筋肉をつかってあげると良いんです。こんなふうに」
ぐいーーっ
乳井先生「あと、仙骨の左右からでてる梨状筋(りじょうきん)をゆるめるのが良いですね」
ぐいーーー
乳井先生「どうですか?」
参加者の女性「すごい!腰が軽いです!!全然違います」
乳井先生「良かったです^^ これでもう、自分でも治せちゃいますね」
二人の身体が一瞬で変化したことに驚きつつ、全員でそれぞれペアを組んで実践。
私も指先が床につくくらいの前屈が、手のひらがベターッとつくくらいに変化してびっくりしました。
個人的にはこの解剖生理学を学べるのはかなり魅力的だなと思いました。
整体とか行かなくてもよくなるわけだし。他の人の腰痛とかもなおせるようになるってことですしね。
その後、参加者全員で瞑想をしました。瞑想は先生曰く「無我夢中」の状態。集中力が極限に高まった状態を指すんだそうです。
私はシャバアーサナ(仰向けに寝るヨガのポーズ)する時、たいてい寝てたから、瞑想にリラックス以外の効果があるというのは大発見でした。
約2時間の体験会後、先生の著書をいただいて解散となりました。
ヨーガの魔法
ヨガインストラクターの資格「RYT200」とは
ヨガインストラクターに特に資格は不要なんですが、信頼されるヨガインストラクターになるには、なんらかの資格を持ってたほうが安心かなという気がします。
ヨガインストラクター養成講座を修了すると取得できるといっていたRYT200というのがよくわからなかったので調べました。
全米ヨガアライアンスの資格「RYT」
全米ヨガアライアンス協会が作ったヨガインストラクターの資格がRYTです。
講座受講時間などに応じて複数のライセンスがあります。
かなり複雑なので興味ない方は読み飛ばしてください(笑)
■RYT200(Registered Yoga Teacher 200 hours)
- 米ヨガアライアンス認定校(RYS)で200時間の養成講座を修了
- 指導時間や指導経験年数は問われない
- 複数のヨガスタジオでの受講時間数合算は認められない
■RYT500(Registered Yoga Teacher 500 hours)
- 500時間の講座を修了またはRYT200取得後に300時間の養成講座を修了
- 200時間と300時間は別の認定校での修了でも合算OK
- RYS200かRYS500の認定校の養成講座を修了後、最低100時間の指導経験が必要、経験年数は問われない
■E-RYT200(Experienced Registered Yoga Teacher 200 hours)
- RYT200認定後、ヨガインストラクターとして2年以上かつ1000時間以上の指導経験が必要
- 協会に登録するとRYT200養成講座のリードトレーナーになれる
■E-RYT500(Experienced Registered Yoga Teacher 500 hours)
- RYT500認定者でRYT200取得後4年以上かつ合計2000時間以上の指導経験が必要。また、2000時間のうち500時間はRYT500認定後であること。
- 協会に登録するとRYT200、300、500時間養成講座のリードトレーナーになれる
■RCYT(Registered Children’s Yoga Teacher)
- RYT200もしくはRYT500認定者で、95時間の養成講座をRCYS(認定チルドレンズヨガスクール)修了
- RCYSでの養成講座修了後、最低30時間のキッズヨガの指導経験。指導経験年数は問われない。
■RPYT(Registered Prenatal Yoga Teacher)
- RYT200もしくはRYT500取得者で、なおかつ85時間のトレーニングをRPYT(認定マタニティヨガスクール)で修了
- RPYSでの養成講座修了後、最低30時間のマタニティヨガの指導経験。指導経験年数は問われない。
基本的にRYT200を取らないと他の資格もとれないルールになっているので、
みんな最初はRYT200からのスタートになるようですね〜。
ちなみにヨガの国家資格はありません。日本だと日本ヨガインストラクター協会(JYIA)がメジャーなようで、3級マスターコース(38.5時間)、2級アドバンスコース(59.5時間)、1級シニアコース(60時間)をすべて受講すると565,000円でした。(時間単価:3,575円)
学科・実技試験・面談をパスするとJYIA○級ライセンスを取得できます。
全米ヨガアライアンス協会
世界で最も有名なヨガの非営利団体で、1980年代にアメリカで誕生。
世界的に認知されているので、全米ヨガアライアンスはヨガインストラクターにとっての国際ライセンスのようなものになっているとのこと。
RYT取得のプログラムは、授業時間や内容、指導者に基準が設けられていて、申請が通ると認定校になります。
認定校はRYS(Registered Yoga School)と呼ばれていて、全米ヨガアライアンス協会のサイトで検索できるので試しに東京で調べてみました。
日本で156校、東京で69のヨガスタジオがありました。意外と少ない…!
ちなみに5ツ星評価のヨガスタジオで目黒区にあるのはリラヨガだけでした。
RYT200が取得できる目黒区のヨガスタジオ
最後に目黒区でRYT取得が可能なヨガスタジオを比較表にまとめてみました。
RYT200は200時間の受講が必要なものの、講座時間が200時間いってなかったりするのは、課題や試験などが講義時間に含まれなかったりするからのようです。
ヨガスタジオ | 実質講義時間数 | 料金 |
YOGA Studio&School『リラヨガ・インスティテュート』 | 50h+58h+115h=223h 別途一般レッスン30回分つき | 448,000円(税込) |
FLOW ARTS Yoga | 5h×28日=140h 別途レギュラークラス30回分つき | 460,000円(税別) |
オハナスマイル ヨガスタジオ | 8.5h×20日=170h | 410,400円(税込) |
最速で資格をとるならオハナスマイル、一番お得なのがリラヨガでした!
スタジオにもよりますが一般レッスンがおまけでついてくることもあるので、定期的にヨガに通うことを考えている人はインストラクター養成コースにしたほうがよさそう。
今ならリラヨガの無料合同説明会に申し込むとヨガの体験レッスンが1回受けられます。
学芸大学の近くにお住まいの方はおでかけついでにリフレッシュしに行ってみてもいいかも。