目黒寄生虫館に行ってきた。気持ち悪いのについ見ちゃう不思議…

Salut! 寄生虫含め、虫全般がニガテなグルメブロガーよこたんです。

先日、知る人ぞ知る目黒寄生虫館に行ってきました。

グロ注意! 寄生虫の標本などの写真があります。見ても平気な方だけ先へどうぞ。




目黒駅から目黒寄生虫館までは徒歩約11分

目黒寄生虫館は目黒駅から歩いてわりとすぐのところにありました。目黒通り沿いです。

博物館的なところなので有料かと思いきや、なんと無料!

開館時間:AM10:00〜PM7:00 月曜・火曜・年末年始は休館
※月曜・火曜が祝日の場合は開館し、直近の平日に休館
入館料:無料(寄付ができます)

事前予約が必要ですが、団体見学もできます(公式サイトから要予約)

所要時間は、わたしの場合ゆっくり見てまわって1時間でした。

目黒寄生虫館のみどころ

目黒寄生虫館は2階建てです。

1階ではホルマリン漬けの寄生虫がびっしりとおいてあり、

寄生虫の基礎知識が学べるようになっています。

2階では数千倍に拡大してつくられた寄生虫の模型があったり、人類と寄生虫の歴史などが学べます。

目黒寄生虫館で一番有名な展示物、長さ8.8mのサナダムシもこの階にあります。。。!

ちなみに展示されている寄生虫の一部は山口左仲さんという、寄生虫学者さんからのものです。

山口さんは生涯で1,400種以上の寄生虫を発見したとか。。

100年後にも役立つ研究だからと、画家にお願いして精巧な寄生虫のスケッチを残していたり、人類のために多大なる貢献をされた方です。

1階のみどころ

館内にはいると結構混んでてびっくり。

学生、カップル、外国人観光客と館内はそんなに広くないのに30人くらいはいた気がします。

1階では寄生虫についての詳しい説明が展示されていて勉強ができます。

寄生虫は英語でParasite(パラサイト)で、ギリシャ語のパラ(脇で)シトス(食事をする)が語源。

自分で歩いたりする必要がなく、外敵から身を守る必要がないのでカラダが柔らかかったり、手足や目が退化しています。

ここまで聞いて、なんとなく人間でいうところのニートに似てるかも…と思ったのはきっとわたしだけじゃないでしょう。。。

そして寄生虫には宿主(寄生されてしまう生き物)をけっこう渡り歩かないと最終形態の成虫になれないものと、すぐ成虫になるものとがあるようです。

たとえばこのメタセルカリアは宿主を渡り歩かないといけない寄生虫。

なんとアリの頭に寄生して行動をコントロールし、草の葉っぱの上から動かなくすることでアリが牛に食べられるよう仕向けるという恐ろしい能力をもってます。。。

こちらは「ぎょう虫検査」でおなじみのぎょう虫。(右)

もう今はほとんど感染しないですね。

ノミとシラミも寄生虫なんだね。

小さい虫だと思ってたけど言われてみると寄生虫だね。。。

ウンモンフクロムシに寄生されて去勢されてしまったカニ。

寄生虫が入るとうなぎのカラダは凸凹になるらしい。

これがマダニ。(右)有名ですね。栗みたいにみえるけど、浜松で人間の血を吸った状態のものです。。。。

膨らみ方がきもちわるすぎる。。。

目から白いものが出てるメダイ(右)。こわい。

左から腎肥大になってしまった金魚、白い斑点がでちゃってるブリの切り身、エラに寄生されちゃったサヨリ。

コンボ決められて死にそう。。。

内蔵に寄生されちゃった鮎と、真鯛の口の中に寄生するタイノエ。

ちなみに鮎はほぼほぼ寄生虫がいるらしいので生食しないように気をつけましょう。

寄生された場所が黒点で丸見え状態のカワムツ(左)

1階を見終わった時点ですでにライフが1に。。。

でもがんばって2階へ行きましたよ。。。

2階のみどころ

2階に上がってすぐのところにあった拡大模型。

1,000倍のダニとか蚊とかこわすぎ。ほんと泣きそう。

寄生されちゃった人間の胸と眼球。

胸から出てる白いのは手術糸じゃないです、寄生虫です。。。

皮膚に甚大な影響をもたらしてしまう寄生虫たち。

アジ・サンマ・ヒラメ・タイなどでおなじみの、アニサキス。

むかし、お鍋しようとおもって買ってきたタラについてたのを見つけたときはしばらくしょんぼりしました。。。

さて最後に、おまちかね(?)日本海裂頭条虫!8.8mのサナダムシです。

とーっても長いけど、頭はすごく小さい。最初は親指の爪切ったくらいの小ささなのに、3ヶ月でこんなになるんだとか。

8.8mの紐をもってどんだけ長いのか体験できました笑。

一緒に行く相手とタイミングは考えよう

ざっと見どころの寄生虫を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。。。

気持ち悪いんだけど、なぜかじっくり見ちゃうので、最終的になんか気分が落ち込みました笑

外国人観光客の方も「disgusting。。。」を連呼してて、でもじっくりみてる笑

館内全体がわりとそういう変な雰囲気です笑

わたしはこの日、生魚を食べる勇気がなくなっちゃったので行くタイミングは気をつけましょう〜!

それと小さな子供は1,000倍のダニとか見たら泣くかもしれないので小学校高学年くらいからがいいかも…?

大人同士でも、気持ち悪かったけど勉強になったね〜くらい言えて楽しめる関係の人と行くのがおすすめです笑

というわけで、ちょっと変わったお出かけスポット目黒寄生虫館の紹介でしたー!

それではまた。 Au revoir!