喫茶店風ナポリタンのレシピ!簡単で美味な作り方まとめ【永久保存版】

Salut! 料理家よこたんです。

最近ナポリタンにハマり中。

それも昔ながらの喫茶店風ナポリタン。

美味しいナポリタンを作るべく調査につぐ調査を重ね、ここに永久保存版レシピを完成させましたのでご報告いたします!

簡単な作り方で喫茶店風のナポリタンが作れるレシピに仕上がったので見ていってくださいな。




横浜で誕生したナポリタン


(引用:ホテルニューグランド)

フランスでスパゲッティーナポリテーヌというとトマトソースのスパゲッティのことを指すんですが、ナポリタンの発祥は日本!

諸説ありますが、一般的には<strong>戦後の横浜に開業したホテルニューグランドのレストランがナポリタンの発祥だと言われています。

GHQに接収されていた当時のホテルニューグランドの総料理長、入江茂忠さんが進駐軍のための軍用食として考案したのがナポリタン。

具はハムとマッシュルーム。ソースはトマト、トマトペースト、玉ねぎ、にんにく、オリーブオイル。

仕上げにはパセリのみじん切りとパルメザンチーズ。

そう、当時のナポリタンは喫茶店風ではなく、ケチャップは使われていなかったんですね〜。

さらになぜナポリタンの麺が柔らかいのかというと、まず当時輸入していた小麦粉が軟質でした。つまりもともと柔らかい仕上がりになるパスタでした。

それをさらに日本人に馴染みのあるうどんに近い触感にするため、ある程度茹でた麺を5時間〜7時間ほどおいておき、提供前にさっと茹で直していたんだって。

その後、ケチャップで作られるようになってから簡単で美味しいという話が広まり、ナポリタンが給食のメニューや国産パスタの調理例として採用されたり

喫茶店のメニューに並ぶようになっていきました。

ホテルニューグランドではまだ当時のレシピでナポリタンが食べられるみたい。

ちなみにプリンアラモードやドリアもここで生まれているので、洋食好きはホテルニューグランドに行くべし!

材料へのこだわり

基本ここにあるものは全部使いたいけれど、冷蔵庫に主力メンバーが揃っていらっしゃらない場合は

最低限、玉ねぎと肉(ベーコンもしくはソーセージ)はうま味なので入れたいところ。

全体の彩りを考えるとできればピーマンもほしい!

ナポリタンのトップバッター、ケチャップ

メーカーによって甘み・酸味・スパイスのバランスが違います。

喫茶店のナポリタンを目指すなら酸味はあまりないほうがおすすめだけど、好みのものを探しましょ。

うま味出しになるベーコン

スモーキーなフレーバーが鼻にぬける! 油と馴染みやすくナポリタンにうま味を加えてくれます

焼くと結構縮むので、3cm幅くらいに切るのがおすすめ。

肉々しいソーセージ

ベーコンよりもより肉々しさが欲しいあなたにおすすめ。

シャウエッセンみたいな、あら挽きのソーセージならパリッ!ジュワッ!と弾ける食感と肉汁が楽しめます。

無塩せきで細挽きのほうは、柔らかくパスタとの馴染みがよくてまろやかな美味しさあり。

切らずにそのまま焼いてボリューム感を出すもよし、斜めに切ってまとまりを出すもよし。お好みでどうぞ。

ナポリタンにはかかせない玉ねぎ

繊維にそって切ると存在感アップ。繊維に垂直に切ると柔らかく、パスタとの馴染みがよくなります。

よく炒めて甘みをだすもよし、サッと炒めてシャッキリした食感をのこすのもアリ。

コク出しのにんにく

にんにくを入れると、ナポリタンにコクが出てにんにくの良い風味も加わります

香りを弱めたい方はスライスで。

バター

にんにくと同じくナポリタンにコクを加えてくれるのがバター。

沢山いれるとしつこくなるので少量がベスト。

彩りのピーマン

ケチャップで染まり一面真っ赤な中に映える緑色のピーマン。

彩りにぜひいれたいところです。火を通しすぎると色が悪くなるので注意。

あるとかっこいいマッシュルーム

マッシュルームもあればより本格的なナポリタンになりますね。

本当は生のほうが香りが良いけど、古き良きカフェのナポリタンを目指すなら水煮のマッシュルームが必要です。

缶やパウチがありますが、缶臭さのないパウチがおすすめ。

仕上げのパルメザンチーズ

できればパルメザンチーズよりパルミジャーノ・レッジャーノがおすすめ。

うま味(アミノ酸)の塊なので、仕上げにはらりとまとわせることでさらにナポリタンの美味しさがアップ!

ただちょっと本格的なので、喫茶店風のナポリタンに近づけるためには粉チーズを使いましょ〜。

ナポリタンをジャンク化するマヨネーズ

ナポリタンを焼きそばだと仮定してアレンジするとよりジャンクな方向に味わいが変化します。

何を使うか?

焼きそばにかけると美味しいアレ、そう辛子マヨネーズです。

わたしは平野レミさんも絶賛しているという松田のマヨネーズを昔から愛用中。

ツンとした酸味が控えめで、まろやか。辛子でキリリとした後口が大好きなのです。

喫茶店ナポリタンのレシピ

さて具材がそろったところで早速ナポリタンを作っていきましょう。

材料(1人分)

ケチャップ…大さじ4
玉ねぎ…1/4個(くし切り)
ピーマン…1個(5mm幅に切る)
にんにく…1かけ(みじん切り)
ベーコン…1枚(3cm幅に切る)
ソーセージ…4本(切り目を入れるか斜め薄切り)
スパゲッティー…1人分
バター…5g
オリーブオイル…大さじ1
パルミジャーノ・レッジャーノ(もしくは粉チーズ)…適量

作り方

パスタは1.6mmのスパゲッティーを使用しました。

スパゲッティーは長めに茹でてザルあげ10分派、茹で上がったあと冷蔵庫で3時間以上寝かす派…

いろいろな派閥がありますが、今日はもちもちっとした食感にしたいので、水浸けパスタにします。

1時間半ほど水に漬けておき、スパゲッティーが膨らんで、ちょっと白っぽくなったら水分をしっかり吸った証拠。

水をほんの少し残してオリーブオイル(分量外)を絡ませ、鍋に入れて蓋をし、弱火で蒸し焼きのような状態にします。

スパゲッティーの色が黄色くなってきたら蓋をとって、

少し焦げ目がつくまで炒めたらOK。スパゲッティーの水分が飛んでいい香りがしてきます。

麺を焼き付けることで水分が飛んだスパゲッティーの表面にナポリタンソースが絡みやすくなります!

フライパンにオリーブオイルを大さじ1入れ、ベーコンとソーセージを炒めます。

↑にんにく入れる順番間違えた笑

焼き色がついたらにんにくと野菜を加えて炒めます。マッシュルームはここで入れてもOK。

玉ねぎがしんなりしたらフライパンのすみに具を寄せて、ケチャップを投下。

好みでウスターソースやタバスコを少量隠し味として使ってもOK。

1、2分ケチャップだけを炒めてケチャップの水分と酸味を飛ばします!

フライパンのそこにケチャップが張り付く感じになったらバターと麺を加えます。

バターを最後に加えることで、バターの風味を全力で生かします。

ナポリタンソースが全体に馴染むようよく混ぜたら、ザ・喫茶店ナポリタンのできあがりー!!

ナポリタン

ふわっとのっかったパルミジャーノ・レッジャーノが美しい…!

ナポリタンのコツまとめ

最後におさらい。

簡単で美味しい喫茶店ナポリタンの作り方五箇条!

  • 麺は非アルデンテ!長めに茹でる/茹でたあと3時間以上寝かす/水浸け麺を使おう
  • ケチャップを炒めると酸味がまろやかになってベチャッとしないよ
  • 隠し味にウスターソースやタバスコを少量いれても美味しい
  • バターは一番最後に加えてコクと風味が増しましに!
  • ナポリタンにマヨネーズをかけるとジャンキー度アーップ!

五箇条をおさえたこの作り方なら、美味しいナポリタンがあなたのものに。

ぜひ作ってみてね〜! Au revoir!

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